メンズリングは、シンプルなスタイルにも個性や洗練さをプラスしてくれるアクセサリーです。男性にとってのリングはファッションの一部としての役割を果たすのはもちろん、自分自身のスタイルや価値観を表現する手段でもあります。今回はメンズリングを選ぶ際のポイントや、おしゃれに見せるコツを紹介します。
メンズリングを選ぶときのポイントは?
メンズリングを選ぶ際はデザインやサイズ感だけでなく、素材や肌の色との相性も重要なポイントです。ここでは、メンズリングを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
指の太さにあうリングを選ぶ
メンズリングを選ぶときに大切なのは、指の太さに合ったリングを選ぶことです。指の太さに応じてリングのデザインや幅を考慮することで、手全体のバランスがよく見えます。
たとえば、指が太い場合は細すぎるリングだと指とのバランスが取れずに窮屈に見えることがあります。そのため、幅広のリングや重厚感のあるデザインがよく合います。一方、指が細い場合は幅の広すぎるリングだとリングが目立ちすぎてしまいます。よってシンプルで繊細なデザインを選ぶと、手元が上品に見えます。指の太さに合ったリングを選ぶことで自然に指先を引き立て、コーディネート全体を格上げできます。
肌のトーンにあった色みを選ぶ
メンズリングを選ぶ際は、肌のトーンに合った色みを選ぶことも重要です。肌の色にマッチしたリングは、手を自然と美しく見せます。一般的に肌のトーンは2種類に分けられ、ブルーベースと呼ばれるクールトーンの青みがかった肌と、イエローベースと呼ばれるウォームトーンの黄みがかった肌があります。
ブルーベースの肌は、シルバーやプラチナやホワイトゴールドなどの冷たい色みのリングがよく映え、肌の透明感を引き立てます。対してイエローベースの肌は、ゴールドやブロンズなどの温かみのある色が調和し、肌を健康的に見せます。肌の色に合った色のリングを選ぶことで手元から浮かずに自然と馴染み、コーディネートの完成度を一層上げられます。
デザインはTPOにあわせる
TPO(「Time, Place, Occasion:時と場所と場合」)に合わせたデザインを選ぶことも、メンズリングを選ぶときのポイントです。日常使いするならカジュアルなファッションにも自然に馴染む、シンプルで飽きのこないデザインが好まれます。
反対にフォーマルな場や特別なイベントでは、シルバーやゴールドのリングに宝石や彫刻が施された華やかなデザインがおすすめです。ただし、結婚式など正装で参加する場面では、結婚指輪以外のファッションリングは控えるのがマナーとされています。リングを選ぶときはTPOを意識して、上品さや信頼感を損なわずに自分らしさを表現しましょう。
素材は特性をチェックしよう
メンズリングを選ぶときには、素材の特性を理解する必要もあります。リングは毎日身につけても使えるように、耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮しましょう。たとえば、プラチナやゴールドは高級感がありますが傷がつきやすい一方で、ステンレスやチタンは耐久性が高く錆びにくいのが特徴です。
リング選びでは、アレルギーを起こしにくい素材を選ぶことも大切です。特にニッケルアレルギーの方は、ニッケルフリーの素材を選ぶと安心です。自分のライフスタイルに合った素材を選び、長く愛用できるリングを見つけましょう。
プラチナ
プラチナの最大の特徴は、優れた耐久性と美しい輝きです。変色しにくく長期間使用してもその光沢を保つため、普段使いに最適です。お値段は高いですが手入れいらずで、長持ちするため1つは持っておきたいです。
ゴールド
ゴールド素材はバリエーションが豊富で、自分の好みやコーディネートに合わせて選べるのが魅力です。イエローゴールドやピンクゴールドやホワイトゴールドなど、どれも高級感や華やかさを感じさせます。ただし、その分価格は高く、変色しやすい特徴もあります。
シルバー
シルバーはシンプルな輝きがクールな魅力を引き立て、どのようなファッションにもよくマッチします。比較的手頃な価格で入手できるため、初めてリングを購入する方にもおすすめです。ただし、変色しやすく黒ずむことがあるため定期的なお手入れが必要です。
真鍮
真鍮は、銅と亜鉛を混ぜてできた合金です。一般的にはメッキ加工が施されており、ゴールド風やシルバー風などさまざまな色合いが作れます。手入れの手間はありますが、他の素材よりもリーズナブルでファッション性とコスパを両立できます。デザインのバリエーションも豊富で、トレンドに合わせたリング選びが楽しめます。
ステンレス
ステンレスは名前のとおり、錆びにくく耐久性が高い素材です。手入れをしなくても輝きを保つため、日常使いに適しています。また、手頃な価格帯で購入できる点も魅力です。一方でデザインの種類はあまり多くなく、キラキラしすぎて安っぽく感じる方もいます。
おしゃれに見える付け方のアイデア!
リングをおしゃれにつけるには、組み合わせや配置やバランスが重要です。以下では、メンズリングをより魅力的に見せるための付け方を紹介します。
存在感のあるリングをメインコーディネートする
リングをおしゃれにつけるには、存在感のあるリングをメインに据えてコーディネートを組むことが大切です。存在感のあるリングをメインにすれば手元のアクセントになり、シンプルなファッションでも洗練された印象を与えられます。
たとえば、大ぶりなリングや個性的なデザインのリングは視線を集めるポイントにできます。他のアクセサリーがなくても、バランスが取れる利点もあります。特にモノトーンなどのシンプルなスタイルの日には、あえて存在感のあるリングを主役にするとシックでスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
重ね付けをする場合は、リングのボリューム感に気を付ける
重ね付けをする際は、それぞれリングのボリューム感を意識しましょう。重ね付けをするときは、どれも厚みがあり存在感の強いデザインにするのはNGです。リングの主張が激しすぎて、指全体が重く見えてしまいます。
重ね付けの際は、ボリュームの異なるリングを組み合わせることがポイントです。太めで個性的なデザインのリングには、細めのシンプルなリングを組み合わせましょう。存在感の異なるリング同士なら喧嘩せずに互いの魅力を引き立てられ、おしゃれにまとまります。
洋服とのトータルバランスを意識する
メンズリングをおしゃれに見せるには、洋服とのバランスを取ることも重要です。カジュアルなスタイルにはシンプルで太めのリングがよく合い、フォーマルな装いには細めで控えめなデザインがマッチします。
また、リングの色合いや素材などの要素も重要です。時計やベルトの金具など他のアクセサリーと統一されていると、全体的にまとまった印象を感じさせます。服装や場面に応じて適切なリングを選べば、自然な一体感が生まれてスタイリッシュに見える効果がアップします。
太めリングと細めリングを組み合わせる
太めのリングと細めのリングを組み合わせるスタイルは、バランスを取りながらおしゃれ感を演出する方法です。太めのリングは存在感が強く、手元にしっかりとしたアクセントを加えます。一方で細めのリングは繊細さを感じさせ、軽やかな印象を与えます。
これらを組み合わせることで太さのコントラストが生まれ、シンプルでも奥行きのあるスタイルが完成します。片手に太めのリングを1つ、もう片方に細めのリングを2個ほどつけることで、左右のバランスが取れて全体のコーディネートが洗練されます。
まとめ
メンズリングの選び方やおしゃれなつけ方を紹介しました。メンズリングを選ぶ際は自分の指や肌に合ったデザインや、TPOを重視することが大切です。リングのサイズや数を意識してバランスよく身につけることで、自然でこなれた印象を与えられます。今回紹介した内容を参考に、シンプルなスタイルにも個性をプラスできるリングコーディネートをお楽しみください。