スーツに使えるアクセサリーは?種類とマナーを紹介 - Louis Faglin Paris

スーツに使えるアクセサリーは?種類とマナーを紹介

スーツに合わせるアクセサリーは、個性を表現しつつコーディネートを引き立てるための重要なアイテムです。しかし、アクセサリーの選び方や使い方においてはマナーが求められます。本記事ではスーツにぴったりのアクセサリーの種類を紹介するとともに、ビジネスやフォーマルな場面での正しい着用マナーについても解説します。

男性がスーツを着用するときに使えるアクセサリーは?

スーツスタイルを際立たせるためには、どのようなアクセサリーが合うのかを知っておく必要があります。ここではスーツに似合うアクセサリーの種類と、その特徴について紹介します。

ネクタイピン(タイクリップ)

ネクタイピンは、ネクタイをシャツに固定して動きやズレを防ぐ実用的なアイテムです。さらに、スーツスタイルを引き立てるアクセントとしても機能します。ジャケットを着たときのVゾーンをスタイリッシュに彩ります。
ネクタイピンを装着するときの位置は、ジャケットを着ているときはシャツの第3ボタンから4ボタンのあいだ、ワイシャツのみの場合はシャツの第4ボタンから第5ボタンのあいだにつけるのが一般的です。
ネクタイピンを選ぶ際は、ネクタイの幅より少し短めのサイズを選びましょう。デザインは、ビジネスシーンではシンプルで控えめなものが好まれます。対してプライベートやカジュアルな場面では、個性を表現できるデザインを楽しむことが可能です。

カフスボタン

カフスボタンはシャツの袖口を留める役割を持ちつつ、装いに個性と上品さをプラスします。ビジネスシーンではあまり使う機会が少なく、結婚式やパーティーなどのフォーマルシーンで使われます。
使い方は簡単で、シャツの袖口のボタンホールに通して固定することで装着します。そのためカフスボタンをつけるときは、袖口にボタンがついていない専用のシャツを用意しましょう。

カフスボタンにはさまざまなデザインがあり、シンプルでクラシックなものから華やかでユニークなものまで好みに合わせて選べます。ビジネスシーンでは、シルバーやメタリックなどの控えめなデザインが好まれます。フォーマルシーンでは、ゴールドや装飾感のあるものがおすすめです。

ラペルピン

ラペルピンは、スーツの襟部分に装着するアクセサリーです。「ラペル」とはスーツやジャケットの下襟部分を指し、この部分にある「ラペルホール」と呼ばれるボタン穴に装着します。
ラペルピンの形状は、小さなバッジ状のものからスタイリッシュなピン状のもの、チェーンがついた華やかなものまでさまざまです。フォーマルな装いでのアクセントや、カジュアルシーンでのオシャレの一部として使用できます。
ラペルピンを選ぶ際には、着用シーンとデザインとのバランスが重要です。華やかなデザインのものは、パーティーや特別なイベントで目を引きます。カジュアルで使うなら、趣味をモチーフにしたものを選べば遊び心を演出できます。

ピンホールピン

ピンホールピンは、シャツの襟につけるピン状のアクセサリーです。着用のためには襟の左右に穴が空いている、専用の「ピンホールシャツ」が必要です。
ピンホールピンをつけるときはこの左右の穴をつなぐようにピンを通して、上からネクタイを結びます。「ノット」と呼ばれるネクタイの結び目部分を裏から持ち上げることで、Vゾーンに立体感をプラスしてきちんとした印象に見せます。
ピンホールピンをビジネスシーンで使うならシルバーで装飾のないもの、フォーマルシーンでつけるならゴールドでチェーンなどの装飾があっても構いません。クリップタイプのものや安全ピン型のものなら、襟に穴のない通常のシャツでも使用できます。

サスペンダー

サスペンダーは、ズボンを支える機能的なアイテムです。肩紐によってズボンを吊り下げて固定するため、ベルトのように腰部分がもたつかずにスリムなラインを強調できます。また、ウエストラインを高い位置で維持できるため、足が長くスマートなシルエットに見せられる点も魅力です。
サスペンダーの種類は、ベルトの形や留め具によってさまざまです。ベルトの形は、Y型、X型、H型、ホルスター型などがあります。また留め具は、クリップタイプとボタンタイプに分けられます。
着用シーンとしてはカジュアルやフォーマルだけでなく、ビジネスシーンでもつけられます。ただし、その場合はベストやジャケットの下につけて見えないようにするのがマナーです。フォーマルで正装が求められる場面では、白か黒のサスペンダーを着用するのが決まりです。

ベルト

ベルトは、スーツスタイル全体のバランスを取るための重要なアクセサリーです。スーツに使用するベルトは、シンプルで上質なレザー素材が基本です。色は黒やブラウンが主流で、革靴の色と揃えると洗練された印象を与えられます。
またバックルは、小ぶりで光沢のあるシルバーが一般的です。装飾が少ないデザインを選べば、スーツのエレガントさを損なう心配もありません。
さらにベルトの幅は、パンツのベルトループに合ったものを選びましょう。太めだとカジュアルな印象が強まり、細めだとフォーマルな印象が強まります。ビジネスシーンでは3 cmから3.5 cmの幅を選ぶと、スーツのスタイリングが一段と引き立ちます。

男性がスーツにアクセサリーを付けるときは、マナーに注意しよう

スーツアクセサリーは、選び方を誤ると品位を損ねることもあります。身につけるときは、使い方がその場にふさわしいかどうかマナーを意識することが重要です。

ビジネスシーンのマナー

ビジネスシーンで男性がスーツにアクセサリーを取り入れる際は、控えめでシンプルなデザインを選びましょう。自己主張の一環としてではなく、スーツの上品さを引き立てるアクセントとして使うのが適切です。
ビジネスシーンでもっともよく使われるアクセサリーが、ベルトです。黒やブラウンなど革靴やバッグと同じような色を選び、コーディネート全体に統一感を持たせましょう。太すぎるとカジュアルになり細すぎるとフォーマルになるため、幅は3 cmから3.5 cmのものを選んでください。
ネクタイピンやカフスボタンは、シンプルで上品なものがおすすめです。メタリックなシルバーのデザインが一般的で、派手すぎないものが好まれます。
反対にラペルピンやピンホールピンやサスペンダーは、ビジネスシーンではあまり使われることがありません。使用する場合は派手な装飾のものは避け、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた印象を与えるように心がけましょう。

フォーマルシーンのマナー

フォーマルなシーンで男性がスーツにアクセサリーをつける際は、上品でエレガントなデザインがおすすめです。過度に派手なアクセサリーは避けつつも、品格があり華やかな場にふさわしい装飾品を身に着けましょう。
たとえば、カフスボタンならシックなシルバーはもちろん、輝きを放つゴールドもおすすめです。ブラックなどの落ち着いた色の石や、パールがあしらわれたものも好まれます。
ラペルピンやピンホールピンも同様に、繊細なチェーンなど控えめながら装飾感のあるものが適しています。ネクタイピンやベルトやサスペンダーなどもつける場合は、他のアクセサリーとの調和を考えてシンプルなものを選びましょう。
厳格なドレスコードがある場合、アクセサリーは最小限に留めることが推奨されます。蝶ネクタイやサスペンダーやハンカチーフの他には、結婚指輪や腕時計程度に抑えましょう。全体のバランスを見ながらアクセサリーを選べば、フォーマルな場にふさわしい上品さを保てます。

お葬式のマナー

お葬式において男性がスーツにアクセサリーを着用する際は、慎重なマナーが求められます。お葬式は故人を偲び、遺族や参列者と共に哀悼の意を示す場です。自身を彩るアクセサリーは極力少なくデザインも控えめにして、華やかさを避けましょう。
お葬式で重要なアクセサリーはベルトです。ベルトはないとだらしない印象になるため、つけるのがマナーとされています。幅は2.5 cmから3.5 cm、色は光沢のない黒色で、バックルはシルバーが適切です。
他には結婚指輪やネクタイピンやカフスボタンも、マナーを守って着用するなら許容されます。結婚指輪はシンプルで控えめなデザインのもの、ネクタイピンやカフスボタンはシルバーカラーのものや真珠または黒曜石がついたものなら、お葬式につけても問題ありません。
上記以外のアクセサリーは、原則としてお葬式での着用は禁止です。故人や遺族への配慮を示し、葬儀の場にふさわしい装いを心がけましょう。

男性がスーツを着用するとき、アクセサリーはどこまでOK?

スーツを着用する際に、どこまでアクセサリーを取り入れて良いのかは重要です。ここでは3つのアクセサリーについて、スーツ着用時の使い方のルールを紹介します。

結婚指輪

結婚指輪は、男性がスーツを着用する際につけられるもっとも代表的なアクセサリーです。個人の重要なライフイベントを象徴し、日常的に着用することが一般的です。
もちろんスーツに合わせることも可能で、控えめなデザインがスーツスタイルに品格を加えます。ビジネスシーンからフォーマルシーンまで、どのような場面でもコーディネートに自然に溶け込みます。

ファッションリング

スーツスタイルにおけるファッションリングの着用は、カジュアルシーンのみが無難です。メンズ向けのファッションリングは大きくて派手なものが多く、ビジネスやフォーマルな場面には不向きです。
よってファッションリングは、プライベートなシーンで自身の個性を表現するために着用するのがおすすめです。スーツ全体のバランスや雰囲気に調和するよう、慎重に選びましょう。

ブレスレッド

スーツに合わせたいアクセサリーには、ブレスレットも挙げられます。ビジネスシーンでの使用は基本的にNGですが、服装自由で私服通勤が可能な場合は着用できます。さらにフォーマルな場面でも、控えめでシンプルなデザインなら使用可能です。
メンズ用ブレスレットは、カジュアルなシーンでももちろん適しています。ラフな印象を感じさせる革でできたものを選んだり、時計などの他のアクセサリーとの重ね着けを楽しんだりできます。

男性がスーツに付けるアクセサリーはカフスボタンがおすすめ

スーツスタイルを格上げするアクセサリーとして、カフスボタンは魅力的です。使っている人が少ないため、着用することで周囲と差をつけられます。小さいからこそさりげないアクセントになり、細部までこだわるセンスのよさを感じさせます。
さらにカフスボタンは機能面でも優れており、袖口をしっかりと留めることでシャツの形を美しく保ちます。日常のスタイルに取り入れると、いつものスーツがワンランク上の装いに変わります。カフスボタンを取り入れて、より洗練された大人のスーツスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

男性のスーツにおすすめのカフスボタン

カフスボタンは、ビジネスシーンからフォーマルシーンまでさまざまなスタイルに合わせて選べます。ここでは、スーツにおすすめのカフスボタンを3つ紹介します。

Damier Cufflinks

シンプルさと上品さが融合した一品です。12mmの小ぶりなサイズと洗練されたシルバーカラーが、どのような装いにもマッチします。市松模様のように見える繊細なカットが特徴で、光の反射で美しい輝きを放ちつつさりげない高級感を演出します。コーディネート全体の印象を格上げして、品のあるスタイルを完成させたい方におすすめのカフスボタンです。

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Raphael Cufflinks

洗練されたデザインと、シャープな質感を兼ね備えたカフスボタンです。シルバーのフェイスに緻密に施された規則正しい波模様が特徴で、光の反射によって異なる表情を見せます。手元のアクセントとして活躍しますが、シンプルであるため悪目立ちしません。ビジネスシーンにおいて重宝するような、シンプルな美しさを求める方にピッタリの逸品です。

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Leon Cufflinks

さりげないおしゃれを追求する方におすすめのカフスボタンです。シルバーのバータイプのフェイスが、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。サイド部分にはブラックダイヤモンドがセットされており、控えめながらも上品な存在感を放ちます。ブラックとシルバーの組み合わせは落ち着いた大人の魅力を際立たせ、派手になりがちなフォーマルシーンでの装いをシックに引き締めます。

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まとめ

今回は、スーツに合わせるアクセサリーについて紹介しました。アクセサリーは個性を際立たせ、スーツスタイルに洗練された印象を与えます。ネクタイピンやカフスボタンをはじめ、ピンカラーピンなど、それぞれのアイテムには場面に合った使い方があります。TPOに合わせて使いこなすことで、より洗練されたスーツスタイルを実現しましょう。

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