カフスボタンとは?お洒落に着こなすためのポイントも - Louis Faglin Paris

カフスボタンとは?お洒落に着こなすためのポイントも

カフスボタンはスーツに使用できる、数少ないアクセサリーです。シャツの袖先を留めるカフスボタンはスーツからさりげなく見え、お洒落上級者の必須アイテムです。品のあるスタイルを演出できることから、ギフトとしても人気の高いアイテムです。しかし、使用する機会が少なく馴染みのない方も多いため、使い方やタイミング、マナーが分からないという声も多いです。

そこで本記事では、カフスボタンとは何か、カフスボタンをお洒落に着こなすためのポイントを紹介します。記事の後半ではカフスボタンのお手入れ方法や、シーン別のおすすめ商品も紹介しています。カフスボタンを使いこなしたい方はぜひ参考にしてください。


目次

カフスボタン(カフス)とは?

カフスボタンの歴史

カフスボタンはなぜ付ける?

カフスボタンの種類

スウィヴル式(レバー式)

チェーン式

固定式

スナップ式

紐式

カフスボタンを付けられるシャツの種類

ダブルカフス(フレンチカフス)

コンバーチブルカフス

テニスカフス

カフスボタンの着用がおすすめシーン

フォーマルシーン

ビジネスシーン

カフスボタンの正しい付け方

カフスボタンを付ける際の注意点

カフスボタンのお手入れと保管方法

シーン別おすすめのカフスボタン10選

フォーマル向け

ビジネス向け

まとめ


カフスボタンとは?

カフスボタンは、スーツのシャツをとめる装飾品です。マンネリを感じやすいスーツスタイルを華やかかつ、品のあるスタイルに格上げし、洗練された大人のお洒落をたのしめます。日本では「カフスボタン」といわれますが、正式には「カフリンクス」もしくは「カフス」と呼ばれます。海外ブランドで探す場合は、正式名称のカフリンクスで検索すると見つかりやすいです。


カフスボタンの歴史

カフスボタンは17世紀ころのフランスの社交界にて、袖をエレガントにあしらう装飾品として登場したのが始まりとされています。「ネクタイやリボンに似た袖先を装飾するアイテムが欲しい」といった貴族が、ゴールドやシルバーのボタンを金属製の鎖(チェーン)で華やかに袖先を彩っていました。

当時は、上流階級のみがたしなむ富と階級の証でもありました。歴史とともに発展したカフスボタンは正装の際に欠かせないアイテムとなり、今では個性を表す手段としても使われています。


カフスボタンは、お洒落の一環として着用します。カフスボタンが広く使われはじめた1840年頃は、糊付けされた硬いシャツの袖をボタンではなかなか留められず、ボタンの代わりに使われていました。

しかし、今ではあくまで装飾品として扱われており、必ずつけなければならないアイテムではありませんが、装着すると華やかさが増してスタイリッシュになるため、お洒落の目的で使用する人が多いです。


カフスボタンの種類

カフスボタンにはさまざまな種類があります。

以下で詳しく解説します。


スウィヴル式(レバー式)

スウィヴル式は、もっともポピュラーなカフスボタンです。T字状の留め具をまっすぐにし、重ねたシャツのホールに通したあと、ひねって固定します。種類も多く、好みのデザインが見つかりやすいです。また、装着が簡易で落としにくい特徴があります。


チェーン式

装飾のパーツと留め具に分かれたふたつのカフスボタンを、チェーンでつないだ形をしています。歴史が古くカフスボタンの原型ともいわれ、もっとも古典的なタイプです。カジュアル感が強く、フォーマルな場では不向きとされています。


固定式

固定式カフスボタン

留め具部分が固定されており、そのまま袖口に挿すタイプのカフスボタンです。カフスボタンのサイズとボタンホールの大きさが合わないと、うまく装着できない場合があるため上級者向けのタイプといわれています。


スナップ式

スナップ式カフスボタン

スナップ式は本体とスナップボタンに分かれており、凹凸部分に差し込んで装着するタイプです。着脱が簡単で、流通量が少なくアンティークな品が多いなどの特徴があります。「人と被りたくない」、「シックな雰囲気が好み」といった人におすすめです。


紐式

紐式カフスボタン

シルクやゴムでできたカフスボタンで、リーズナブルで気軽に取り入れられるといった点がメリットですが、耐久性は高くありません。デスクワークでは袖口が当たっても音がしないため、カジュアルなビジネスシーンで好まれます。フォーマルな場では不向きなため避けたほうがよいでしょう。


カフスボタンを付けられるシャツ

カフスボタンが付けられるシャツの種類は以下の3つです。

カフスボタンを付けるときは、基本的に袖にふたつのボタンホールがあるシャツでないと装着できません。以下で詳しく解説します。


ダブルカフス(フレンチカフス)

ダブルカフスは袖口を折り返し、2重にしてカフスボタンで留めるシャツで、フレンチカフスとも呼ばれます。重厚感があり、よりエレガントな雰囲気が特徴です。フォーマルな場で好まれるほか、日常使いも可能です。


コンバーチブルカフス

コンバーチブルカフスは、袖口の両側にボタンホールがあるシャツです。ボタンでもカフスボタンでも留められて、気分で使い分けられ使い勝手がよいのが特徴です。既存シャツの多くがコンバーチブルカフスです。


テニスカフス

テニスカフスは袖先の両端にホールがついたシャツで、既製品では珍しく、近年ではあまり見かけない傾向です。正統派使用のカフスボタン専用のシャツで、常にカフスボタンを使用するならば、無駄なく効率よく装着できます。

カフスボタンが装着できないシャツもあるため、着用日に慌てないよう事前に確認しておきます。


カフスボタンの着用シーン

カフスボタンを着用するのにおすすめのシーンを紹介します。

それぞれで詳しく解説します。


フォーマルシーン

フォーマルシーン用カフスボタン

結婚式や華やかにパーティーを盛り上げるフォーマルな場では、普段よりもお洒落をするのがマナーのため、積極的にカフスボタンを取り入れたいです。カフスボタンはアクセサリーのひとつで、装着してもしなくてもよいアイテムの位置づけですが、結婚式では立場によっては使用したほうがよいとされます。


装着したほうがよいとされる場合 どちらでも問題ない場合
  • 新郎
  • 父親
  • 仲人や新郎の上司
  • 家族もしくは親族
  • 同僚
  • 友人
  • 後輩


新郎よりも立場や年齢が上の場合は、カフスボタンを着用するのがよいといわれています。一方で、友人や後輩などの立場ではどちらでもマナー違反にはなりません。しかし、カフスボタンを着用すると華やかに会場を彩るため、似た雰囲気になりがちなスーツスタイルの中でも差をつけられます。今後、結婚式に招かれる機会が増えるかもしれないため、ひとつは持っておきたいアイテムです。

なお、結婚式の参列ではカフスボタンのデザインに制限があります。ホストに近い立場では、服装に合わせて選ぶのが基本です。


服装 カフスボタンの選び方
礼装・準礼装(モーニング・ディレクターズスーツ) 金やシルバーの台座に白い装飾(真珠もしくは白蝶貝など)
略礼装(ブラックスーツ・ダークスーツ) 金やシルバーの台座に白い装飾(真珠もしくは白蝶貝など)
燕尾服 金やシルバーの台座に白い装飾(真珠もしくは白蝶貝など)
タキシード 金やシルバーの台座に装飾は黒系(オニキス・黒蝶貝など)が基本


形に決まりはありませんが、丸形(サークル)や四角(スクエア)などのシンプルなカフスボタンがスーツにも合うため重宝します。ゲスト側は比較的自由度が高く、さまざまな選択肢からチョイス可能ですが、場所や時間帯に合った華やかさを意識すると喜ばれます。


ビジネスシーン

ビジネスシーン用カフスボタン

ビジネスシーンでおすすめのシーンは以下です。

  • 人と接する機会のある場合
  • 講演会やスピーチなど


ビジネスシーンでカフスボタンの着用はマナー上問題ありませんが、相手と状況に合わせます。特に、営業職や人と接する機会がある方は身だしなみに気を遣っている印象を与えます。講演会やスピーチなど、いつもと違う特別感を演出したい場面にも有効です。

ただし、相手に失礼を与えてしまう場合があるため、職種・業界や会社の雰囲気を見極めるのが大切です。エレガントで知的なイメージが醸し出せるカフスボタンは、スーツからちらっと見えると目を引きます。上手く取り入れるとビジネススタイルを品よく格上げしてくれるアイテムです。華美になりすぎていないかに注意し、知的に着こなすのがポイントです。悪目立ちしないようスーツに馴染むカフスボタンを選択すると失敗しません。


カフスボタンの正しい付け方

カフスボタンの正しい付け方

装着時の手順は以下です。


  1. シャツの生地の裏面どうしを重ね合わせる
  2. 手の甲に装飾部分が向くように差し込む
  3. 留め具でしっかりと固定する


一般的なボタンと違い、生地の裏面どうしを重ねて装着します。シャツの生地の端と留め具が見えるのが正解です。袖を巻いて外から中に差し込む、通常のボタンをするような形は多くの人が間違うため注意します。生地がバラバラのまま差し込むとカフスボタンが抜けやすくなり、逆向きに装着すると留め具が見えるため、だらしのない印象になってしまい残念な印象です。きれいに揃えて装着するよう心がけます。


カフスボタンを付ける際の注意点

カフスボタンを付ける際の注意点

カフスボタンを付ける際は、シチュエーションとデザインに気をつけます。カフスボタンは、「この場面ではつけてはいけない」といった決まりがありません。そのため、以下のように時と場合に合わせて使用するのが大人流です。


  • 目上の方や年上の方と接する場面
  • 重要な取引先との商談
  • 会議や儀式的な催しに参加するとき


上記に似たシーンでは、カフスボタンは避けたほうがよいでしょう。着飾る必要のない場や、リクルートシーンでもカフスボタンの着用は避けます。ただし、アパレル系の業種では好印象に映る可能性もあるため、さまざまな面で考慮して判断するのが大切です。

また、フォーマルな場では「華やかに」、ビジネスの場では「控えめでシンプル」を意識します。ネクタイやポケットチーフ、時計と合わせると統一感のある着こなしができます。


カフスボタンのお手入れと保管方法

カフスボタンのお手入れと保管方法

カフスボタンには貴金属や石、エナメルなどの繊細な素材が使われているため、お手入れや保管方法も重要です。大切にあつかうと長く使い続けられます。

保管方法は以下のポイントに注意します。


  • 直射日光に注意する
  • 湿気、乾燥に注意
  • 個々で間隔を開けて保管する
  • 使用後は軽く拭き取りしておくのがベスト
  • 汚れが気になるときは薄めた中性洗剤で洗う

袖先は汗をかきやすい場所のため、使用後は毎回乾いた布で優しく汚れや汗を拭き取っておくと安心です。拭き取りで汚れが落ちないとき、汚れが気になるときは薄めた中性洗剤で拭き取ります。その際は乾拭きを念入りに行い、水気や洗剤が残らないように念入りに確認します。

拭き取ったあとは、購入時に付いていた専用ケースや柔らかい巾着などにしまうと安心です。色あせや割れが防げるため、直射日光を避けて保管します。使用後のお手入れをこまめに行うと、世代を超えての使用も可能です。お気に入りのカフスボタンを受け継いでもらえて、併用できるのもカフスボタンの魅力です。


フォーマルとビジネスのシーン別におすすめのカフスボタンを紹介します。今回紹介するカフスボタンは、すべてLouis FAGLIN(ルイファグラン)の商品です。Louis FAGLINは、ファッション大国フランスを代表する老舗ブランドです。

幅広い年代から人気があり、華やかで品のあるデザインを多く扱っています。どのようなカフスボタンがよいのか迷っている方は参考にしてください。


フォーマル向けカフスボタン

  • Silver White Mother Of Pearl Mirage
  • Silver Grey Mother Of Pearl Mirage
  • Silver Black Onyx Mirage
  • Silver Black Onyx Imperiale
  • Silver Red Siam Cinq Vis

それぞれ詳しくみていきます。

Silver White Mother Of Pearl Mirage

Mirage White Cufflinks

『Silver White Mother Of Pearl Mirage』は結婚式にふさわしい、シンプルなデザインです。高級感を演出できフォーマルな場で活躍するため、ひとつは持っておきたいカフスボタンです。結婚式では多くのシチュエーション(礼装・準礼装・略礼装・燕尾服)で使用でき、万能アイテムとして重宝します。正しいお手入れと保管を行い、大切に使い続けたい逸品です。

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Silver Grey Mother Of Pearl Mirage

Mirage Grey Cufflinks

『Silver Grey Mother Of Pearl Mirage』はグレーの真鍮が存在感を醸し出すカフスボタンです。落ち着いたシックな雰囲気は、落ち着いたスーツに馴染みます。大人の嗜みとして持っておきたいアイテムです。洗練されたフォーマルシーンを演出でき、年齢を問わず取り入れられるため幅広い世代から人気を集めています。

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Silver Black Onyx Mirage

Silver Black Onyx Mirage

オニキスで作られた『Silver Black Onyx Mirage』は、結婚式やオケージョンで活躍します。高級感のあるベーシックでシンプルなデザインは、ひとつ持っておけばどのようなパーティーにも引けをとりません。お手入れを入念に行い、世代を通して受け継ぎたいアイテムです。

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Silver Black Onyx Imperiale

Imperiale Cufflinks

Louis FAGLINの定番モデルでエレガントな印象を与える『Silver Black Onyx Imperiale』は、さまざまな年代から愛されるデザインです。フォーマルシーンで活躍しますが、ビジネスシーンにも使える万能アイテムで、シンプルなカフスボタンは、スーツを選ばず使用できます。定番デザインはトレンドに左右されないのも嬉しいです。

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Silver Red Siam Cinq Vis

Cinq Vis Red Cufflinks

『Silver Red Siam Cinq Vis』は台座のシルバーが華やかで、高級感を演出します。お洒落で遊び心のあるデザインは、周りと差を付けたいときにピッタリです。華やかなカラーが目を引き、結婚式を彩ります。フォーマルな場では、ゲスト側として参列する際に使用したいカフスボタンです。

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ビジネス向けカフスボタン

  • Silver Croisé
  • Silver Constanza
  • Silver Black Regina
  • Gold Imperiale
  • Silver Amoré

それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてください。

Silver Croisé

Croise Cufflinks

『Silver Croisé』はシンプルながらも、洗練された雰囲気を演出できます。シルバー調が大人の洗練された印象を与え、どのようなスーツにも馴染みそうです。シンプルなデザインは流行に左右されない、シックなかっこよさがあります。ビジネスシーンでは腕時計と色を合わせやすいため、シルバーが使いやすいです。

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Silver Constanza

Constanza Cufflinks

ボタン調を思わせる『Silver Constanza』は、遊び心のあるデザインです。 ヴィンテージリメイクモデルで、ダイヤモンドカットが全体に施されています。さまざまなシーンに合わせられ、幅広い年代で使用できるカフスボタンは重宝します。長く使用できるアイテムのため、大切に扱いたいです。

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Silver Black Regina

Regina Cufflinks

『Silver Black Regina』はシンプルで年齢や場所を問わず使用でき、初めてのカフスボタンにもおすすめです。ボンベタイプ(真ん中がふっくらとしたデザイン)のストーンは存在感も抜群で、高級感のある洗練された印象です。多くのスーツに合う万能デザインのため、ひとつ持っておくと、どのようなシーンにも対応できます。

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Gold Imperiale

Imperiale Cufflinks

『Gold Imperiale』はゴールド調が目を引くカフスボタンです。Louis FAGLIN特有のヴィスマークが刻印された定番デザインで、ゴールド調が高級感を演出します。 1900年のパリ万博のために作られた観覧車から、インスピレーションを受け作られたカフスボタンは、小さめサイズのデザインが控えめで、さりげない大人のお洒落を楽しめます。

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Silver Amoré

Amore Cufflinks

『シンプルな中にこだわりがつまった人気モデル『Silver Amoré』は、お洒落なビジネススタイルに仕上げます。定番のシンプルノットで、手で巻き込んだ組紐がお洒落で遊び心のあるデザインが特徴の商品です。オーソドックスなデザインはどのような装いにも合います。シーンや場所を選ばないのでひとつは持っておきたいデザインです。

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まとめ


カフスボタンは、お洒落にスーツを着こなすための必須のアイテムです。とはいえ、日本ではフォーマルな場でのイメージが強く、あまり馴染みがないため、購入しても使いこなせるか不安という方も多いのではないでしょうか。決まったルールがないのも、どのようなものを着用すればいいのか迷う原因でもあります。

しかし、洗練されたデザインを数多く取り扱っている Louis FAGLIN なら、どのようなシーンにも合う商品が見つかります。ギフトラッピングも無料のため、プレゼントを考えている方にもおすすめです。期間内返品可能なため、まずはお気軽に注文してみてはいかがでしょうか。


ルイファグラン Louis FAGLIN カフス・タイバー等メンズアクセサリーの専門店

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